自由人な友達の話

私は堅実な人生を歩む事が一番とされる年代で、周りは皆大学へ進学し、公務員やメーカー、メガバンクへの就職活動に励んでいた。
しかし私の友人の一人、林田学は友人の中では珍しい自由人だった。
学生時代はぼんやりとしてたが彼だが、高校を卒業しその次の日に東南アジアに旅立ってしまった。
当時の担任の先生も心配し「林田学はどこにいるんだ?」
と同窓会で言っていた。
そんな彼が1年前に帰ってきた。
しかし金はもちろん無く、現地の言葉はもちろん英語すら覚えていないという。
それでも彼は外国語も出来ないのに輸入業を始め、今や同年代では一番の高給取りになった。
銀行で毎日深夜まで働いてる友人も林田学の人生は羨ましいと酒の席でつぶやいていた。
今の日本で生きていくのに必要なのは奴隷根性ではなく、自分の道を行くバイタリティなのかも知れないと、彼を見ると思う。